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プロパンガスのメリット

  • 2020.3.28

火力が強い

プロパンガスの発熱量は都市ガスの2.18倍です。これは、プロパンガスの方が2.18倍多く物を温めることができるということです。逆に考えてみると、都市ガスを使った場合、2.18倍時間がかかってしまうということになります。しかし、実際はガスコンロの設計にもよるので、一概に都市ガスだと温めるのに時間がかかるとも言えません。あくまで同じ条件で発熱量を比べた際には、プロパンガスの方が早く温めることができるということです。

人体や環境に優しい

ガスと聞くと、なんとなく危ないイメージがあるという人もいるのではないでしょうか。しかし、ブタンを主成分とするプロパンガスは体に害を及ぼすことはありません。酸化物などの有害物質はガス会社が不純物のチェックをしており、ほとんど含まれないようになっているので安心です。燃焼後も有害物質を発生させないだけでなく、二酸化炭素の排出量も少ないため、人体だけでなく環境にも優しいエネルギーであることがわかります。ただ、ガス漏れなどにより、不完全燃焼したガスは一酸化炭素が発生する場合があるので注意が必要です。

災害時に強い

災害時に活躍する点で考えるなら、都市ガスよりもプロパンガスでしょう。地震などの災害が起きても、各家庭単位の配管やガス器具の安全が確認できれば、すぐにでも使用を再開できます。また、ガスボンベと設備さえあればどこでも使用できるため、災害時の炊き出しなどにも大いに役立ってくれます。このようなエネルギー源を「分散型エネルギー」と言い、災害時の復旧の早さから、注目されています。

初期費用が安い

都市ガスの場合、都市部から離れた人口が密集していないエリアではガス導管が配管されていないことがあります。地下にガス導管を整備するためには何十万という初期費用が必要となることも。
それに比べてプロパンガスは、初期費用がかからないプランも多く見られます。しかしこれにはカラクリがあり、この費用をあとで毎月の料金に上乗せして支払わなくてはいけない場合がほとんどです。しかし、あくまで初期費用という点においては、プロパンガスの方が安く済むと考えられます。